取引
A店は、土地(帳簿価額4,000円)を5,000円で売却し、代金は月末に受け取ることとした。
固定資産を売却したときの仕訳
/資産の減少 (収入金)5,000 /(土地)4,000 /(固定資産売却益)1,000←貸借差額 /収益の発生 |
解説
固定資産を売ったときは、その固定資産を使用する権利がなくなるので、固定資産(資産)を減少させます。固定資産の帳簿価額を貸方に記入します。
そして、売却代金と帳簿価額との差額を固定資産売却益(収益)または固定資産売却損(費用)として処理します。
上記取引では、売却代金5,000円と帳簿価額4,000を比較すると売却代金の方が大きいので、利益が出ています。したがって、この差額1,000円(5,000円-4,000円)は、固定資産売却益(収益)として貸方に記入します。
なお、仮に売却代金が3,500円であった場合は、帳簿価額よりも低く売ったことになるので損が発生します。売却代金と帳簿価額との差額500円(3,500円-4,000円)は、固定資産売却損(費用)として処理します。
(未収入金)3,500/(土地)4,000 (固定資産売却損)500←貸借差額/ 費用の発生/ |