簿記初級仕訳 商品売買 クレジット払いで商品を売上げたときの仕訳

簿記初級

クレジット売掛金とは

商品を売上げて、代金の支払いをクレジットカードで行われた場合、後日代金を受け取る権利が発生します。この後日代金を受け取ることができる権利も売掛金です。ただし、クレジットカードによる売掛金であることを特定して、「クレジット売掛金」(資産)ということがあります。

取引

商品1,000円をクレジットカード払いの条件で売上げた。なお、クレジットカード会社への手数料20円は商品を売上げた時に計上する。

クレジット払いで商品を売り上げたときの仕訳

                       (クレジット売掛金)980/(売上)1,000

                                              資産の増加/商品を売り上げた→収益の発生

                              /(支払手数料)20

 

なお、手数料は現金で支払った場合(売上代金全額を後日カード会社から受け取る場合)は次のようになります。

(クレジット売掛金)1,000/(売上)1,000

       (支払手数料)20/(現金)20

 

解説

商品を販売し、代金の支払いはクレジットカードで行われたときは、後日代金を受け取ることができる権利をクレジット売掛金(資産)で処理します。

なお、クレジットカードで代金の精算を行う場合、会社はクレジットカード会社に決済手数料を支払います。

この決済手数料は代金を回収するために必要な費用であり、支払手数料(費用)で処理します。

売上代金から手数料を差し引いた後の残額が後日、クレジットカード会社から振り込まれる場合、クレジット売掛金の金額は売上代金から手数料を差し引いた金額となります。

手数料を差し引かないケースもあるので、問題文をよく読んで回答するようにしましょう。

代金が入金されたときの仕訳

(現金)980/(クレジット売掛金)980

解説

後日、クレジットカード会社から売上代金が入金されたときは、「代金を受け取る権利」がなくなるので、クレジット売掛金(資産)を右側(貸方)に記入して減少させます。

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