簿記初級仕訳 現金 他人振出小切手を受け取ったときの仕訳

簿記初級

用語

小切手:自分が指定する相手へ支払を行う証券

振り出す:小切手に金額などの必要事項を記入して相手に渡すこと

取引

A店は、C店に商品1,500円を売り上げ、代金は同店振出の小切手で受け取った。

他人が振り出した小切手を受け取ったときの仕訳

                                               (現金)1,500/(売上)1,500

                                                資産の増加/商品を売り上げた

 

解説

小切手は、「小切手を持ってきた人に、小切手に記載している金額を支払ってください」と金融機関に依頼するための証券です。

A店がその小切手を金融機関に持っていくと、現金に交換することが可能です。したがって、他人(C店)が振り出した小切手は、現金と同じように取り扱います。

つまり、他人が振出した小切手(他人振出小切手)を受け取ったときは、現金(資産)が増えたとして借方に記入して仕訳を行います。

A店が振り出した小切手の処理はCASE13で説明します。

取引

A店が仕入先から商品1,500円を仕入れ、C店から受け取った小切手で仕入代金を支払った。

他人が振り出した小切手で支払ったときの仕訳

(仕入)1,500/(現金)1,500

             /資産の減少

 

解説

他人振出小切手は現金と同じ効果を持っているので、仕入代金などを支払う際に他人振出小切手を充当することができます。

他人振出小切手で仕入代金などを支払ったときは、資産が減少したとして貸方に記入して処理を行います。

なお、他人振出小切手のように、現金ではないが、現金として会計処理(仕訳)を行う証券(通貨代用証券)があります。

例えば、送金小切手(送金手段として銀行が振り出す小切手)や郵便為替証書(お金を送るために郵便局で発行してもらう証書)です。

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